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2016年8月23日火曜日

鬱病と喜怒哀楽について、感情は出すべき?抑えるべき?






心の病にも種類が山ほどあり
実際のところ、
喜怒哀楽(感情)を出すべきか
それとも少し落ち着いた方がいいのか
人それぞれな部分があり
一概にはいえないのが事実です。
そのため今回は、抑鬱病に焦点をあてて
見ていきます。


双極性鬱病との違い

感情の話をする前に
確認したいのが躁鬱病抑鬱病の違いです。

抑鬱とは、気分が沈んだ状態が続く場合です。
躁鬱とは、気分に波があり沈んだり上がったりします。
ただし躁鬱病で注意したいのは、
気持ちが高ぶりすぎて不自然になったり
イライラする度合いが大きくなってしまう
そんなリスクを兼ね備えている部分です。

そのため、この2つはまったく違う病気で
アプローチも薬もまったく違ってきます。
躁鬱病は基本的に波を抑える必要がありますから
薬は感情を制御する手助けをしてくれます。

それでは逆に、抑鬱病はどうでしょうか?
ここからは抑鬱病の感情について考えていきます。


筋組織から見た感情を出す必要性

感情開放というものがあります。
整体などからくる、筋肉の緊張に関する考え方です。
感情を表現する際、
例えば怒りから顔が強張り赤くなるほど力んだとして
その状態は怒りが収まるとすっと引きます。
筋肉の緊張が解けるんですね。
泣いたり笑ったり、やっぱり
顔の筋肉や横隔膜、目の周りの筋肉や涙腺など
体全体で表現します。
しかし、その感情がおさまると
筋肉もゆるみます。

でも、感情を出さなければ
筋肉が緊張する必要もないですよね。
物事に対して、一喜一憂するのは
疲れると感じますか?
しかし、感情が上手く現れない事によるデメリットは
とても大きいのです。

感情を出す事は、発散する事です。
その一瞬は筋肉を使用しますが、
気持ちをスッキリさせると同時に
筋肉も感情を出す前よりリラックスした状態になります。
逆に、感情を心に押し込めてしまい
怒ったり泣いたりすることを拒んだ場合
筋肉を使おうとする働きに抗い強張ります。
またその状態は持続し、あらゆる感情を出すまいと
常に無理な力が顔や体全体の筋肉に
かかることになってしまうのです。


失感情症の危険性

失感情症を、アレキシサイミヤといいます。
書いて字のごとく、感情を無くしてしまう
という症状です。
これには色々含まれ
感情を感じれなくなることや、
感情を言語や行動で上手に表せない事も含みます。

もともと、感情が脳で沸き立つと、
無意識に体の各箇所も反応して動きます。
これを理性で押さえつけてしまうと
感情が薄れていき、やがては表に出て来なくなります。
『大人にもなって泣くなんてみっともない』
よくそんな言葉聞きますが、とんでもありません。
速い時間軸で動くストレス社会において
感情を露わにできる人ほど発散性に優れています。


まとめ

感情とは、気持ちを外へと発散させる行動です。
食事をした後は、不必要な部分は排出しますよね。
感情も、外からの刺激の中から
必要なものは経験として得て、必要ない物は
感情と共に外へ発散させる必要があります。
ただし、感情を上手に出すことは
待っていてもできません。
一度失った感情は、自分から積極的に
表に出そうと心がけ続ける必要があります。
自分だけでは難しい場合は
カウンセリングなども有効です。
感情をありのまま出して、
人生をおもいっきり過ごしてみませんか?

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