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2016年5月1日日曜日

デジタルドラッグ(聴覚麻薬)が危険といわれる訳、その原理はいったい?






海外で、デジタルドラッグというものが流行り
合法でハイになれると若者に騒がれる反面
保護者や教育関係者の不安な声が
後を絶たないという話を聞きました。


その正体は、バイノーラルビート

バイノーラルビートとは、
左右の耳から違う周波数を流すことで
脳がその差を補正しようとする現象です。
最近ではその単語を聞くことは多く
ヒーリングミュージックに取り入れられたりと
癒し効果に期待されています。

なぜ、そのバイノーラルビートが関係するのか。
実は、ヒーリングミュージックでは
α波(アルファ波)やθ波(シータ波)が放出されるよう
調整がされていますが、
デジタルドラッグでは
脳内麻薬というものの放出に調整されているようです。


脳内麻薬とは?

α波が得られるよう
脳を刺激するため周波数に差をつけると
セロトニンという物質が多く放出され
リラックス効果を得られます。

同じ原理で
脳内麻薬を得られるよう周波数に差をつけると
β−エンドルフィン(ドーパミンなど他20種)に働きかけ
興奮状態やヤル気、自信などを得られるというもの。

以前も紹介したように、脳内麻薬様物質といい
実際、誰もに備わっている脳内物質を
意図的に多く放出させているため
まったく違法性が無いのです。


危険といわれる理由

『この現象が、実際に麻薬を使用する
足掛かりになってしまうのでは…』
そう懸念されています。
ただし、バイノーラルビートは
使用者の考え方によって影響力が左右します。
疑心暗鬼な状態では、効果は薄く
他人がハイになっているのを目の当たりにするなど
思い込みが強い場合は、効果も強く出るでしょう。
ある程度の自己暗示が、効果を高めているんですね。
現に、常にハイテンションを強いられるキャラクターの
芸能人など特殊な職業を続けていると
脳内麻薬様物質を
コントロールできるようになったりもするそうです。


まとめ

『正しい使い方が大切』とよくいわれますが
どうなんでしょう。
バイノーラルビートと呼ばれるものは多いですが
動画配信サイトなどで
『元気になれる音楽』なんて動画は山ほどあります。
バイノーラルビートという記載があるかは
配信者によって異なるでしょうし、
あまり曖昧で怪しいものは
避けたほうが良いかもしれません。
それと、プラシーボ効果などの様に
実際にはバイノーラルビートではなくても
思い込んで聴けば、必ず効果は現れます。
『落ち込んでて、元気をもらいたい』
『合法的に、ハイになりたい』
両者が同じデジタルドラッグを聴いたとしても
その効果はまったく異なります。
聴き手のスタンスが大切で、
考え方次第で善にも悪にもなる
そういうものだと私は考えています。






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