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2016年3月1日火曜日

『私には向いていない』という言葉に、異議あり!





ふとした一言ですが、
掘り下げると色々思うところがあり
この言葉をテーマに1記事にしてみようと
思いました。


〝向いていない〟という状況とは?

向いていないとは、
自分にはあってない
自分は出来ない
という個人的な思い込みだと
私は思っています。

使う場面で多いのは、
新しいことを始めるときや
続けてみたものの結果が出なかった時
心がくじけてしまうんですね。
『やってはみたものの
上手くいかない、向いていなかったんだ』
『これだけやっても成果が出なかった、
向いてないな』
と、物事の過程において
諦めるきっかけとなる言葉です。


物事を継続する困難の先には

例えば、ピアノの稽古に例えてみましょう。
長いこと続けてみる、しかし
思うような演奏ができずに煮詰まってしまう。
そんな状況は、どの事柄にでも当てはまります。
ピアノ奏者は世の中に山ほどいて、
上を見れば
たくさんのピアニストがいることでしょう。
では、もしその頂点近くに位置するプロ奏者は
そのポストに
満足して演奏しているのでしょうか?
私は違うと思います。
上手になったところで、その人にとっては
まだ通過点なのです。
もっとピアノを知りたい、
そう思っているはずです。
結局、ゴールなんてものは設定されていないし
突き詰めればいくらでも先があるものです。

では、諦めとはなんでしょうか?
向いていない
この言葉がものがたるように、
自分自身で諦めるよう
言い聞かせているようなものです。
長く終わりのない道の歩みを
自分で止めてしまうことです。


〝向いていない〟は、言葉の通り

言葉はそれぞれ、必ず
作って広めた人がいるはずです。
今ではマイナスの言葉として使われますが
なぜ『向いていない』と、
方向を示す言葉を使ったのでしょうか?

ここからは、完全に私の憶測で
歴史の文献に目を通したものではないことを
ご理解ください。
思うに、『自分に合っていない』
という意味で使うのであれば
もっと直接的なふさわしい表現がいくらでもあります。
〝向いていない〟には
もっと深い意味が
込められているのではないでしょうか?

まず、いったいなにどこを向いていないのか
気になりませんか?
おそらく、
自分の気持ちが
物事へ向いていないのではないでしょうか?
この言葉の真意は、
『向いていないと感じたら
軌道修正してきちんと向き合いなさい』
そういう意味があるように感じています。


この言葉を作った主はきっと
そこで終わってしまうよりも、
歩き続けることが大切ということを
〝向く〟という表現で伝えたかったのではないでしょうか?


自分の経験から

私は、今の職場で
本気で3度ほど、やめようかと思いました。
その度に、自分と相談し踏みとどまったんです。
踏みとどまるたびに、何故か道が開けました。
〝継続こそ力なり〟
向いていないと感じたら、いま一度
その物事に向き直ってみてください。

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