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2015年12月26日土曜日

脳内麻薬とは、怪しい名前に隠されたその真実





表立って取り上げられることはないものの、
水面下で徐々に認知度が上がっているようです。
名前に麻薬とあることから
違法なモノと勘違いしそうですが、
実際はまったく異なる内容です。

脳内麻薬様物質という呼び名もあり、
字のごとく
脳内で自然と分泌される物質で
麻薬と似た作用を示すものをいいます。

主にセットとして名前があがるのが
β-エンドルフィンという脳内物質。
この物質が注目される理由として
強い幸福感と鎮痛作用をもたらすためです。
快感物質とも呼ばれているように、
美味しいものを食べたり
好きな物や気持ちの良い物を見たり聴いたりする際
分泌されるのが確認されています。
ギャンブル・車等の暴走・リストカット等の自傷により
この物質が分泌されることもわかっていて、
依存症の原因ともされています。


β-エンドルフィンの必要性

そもそも、なぜ人の体に備わっているのか。
実は、身を守るための大切な役割を果たしています。
精神的にはストレスからの防衛
肉体的には疲労や痛みの苦痛軽減
とされており、
防衛本能の1つといえます。
それに加え最近の研究で、
免疫力がアップする効果があり
癌の治療にも期待できるそうです。


脳内麻薬という言葉の裏には
この物質を故意に出し、
合法的な快楽を求める傾向が伺えます。
現に、この手の記事にトリップハイといった
麻薬使用時に使うような言葉が何度も見られます。
効率良く分泌させる方法なども書かれたりしていますが、
上記に書いた通り
脳の活動を根本から変え兼ねない行為であり
危険であると私は思います。


しかし、そんな物質があるのに
使わないなんてできない。
私もそれは思いました、これだけ気持ちに作用するため
鬱に対してもかなり効果的ではあるそうです。
そこで、今回は調べに調べ
とにかく安全な方法で
β-エンドルフィンが分泌される
3つの方法をご紹介して終わります。


42℃前後の熱めのお湯に浸かる

心臓への負担は大きいです、若干のリスクがあることを
前もって知っていてください。
ただ、この方法で分泌されることがわかっています、
現に熱いお湯に浸かる際
なんともいえない幸福感を味わったことありませんか?
まさにそれこそが効果の現れです。
しかし熱いお湯は、筋肉が強張り
凝った体にはあまり良くないそうです。
毎回熱いお湯に入るのはお勧めしません。

エゾウコギを摂取する

β-エンドルフィンの分泌を促す作用があります。
ストレスや疲労、病後の体力と免疫力の低下に
期待が持てるそうです。
滋養強壮、抗ストレス、持久力や集中力の上昇など
漢方薬として重宝されています。
デメリットとして高血圧の注意が必要で、
普段から血圧の高い方にはお勧めできません。
しかし副作用も認められておらず、有用性があります。
問題なのは、その価格でしょう。

運動により分泌させる

なんとも健康的な方法
ランナーズハイなどが代表的な例で、
普段の運動でも分泌が上昇する。
タンパク質により作られる物質であるため
適度な食事と適度な運動が、
もしかしたら一番の近道なのかもしれない。
また脳のプログラムとして、
親しい仲間と一緒にいる時に分泌されるそうなので
仲間と一緒に食事して、その後一緒に運動する
これが最も効率良い方法でしょう。

結局のところ、健康的な生活が
健康的な心を育むようです。

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